エストロゲンという女性ホルモンが減少してさまざまな不調を引き起こす「更年期」があることからもわかるように、ホルモンバランスを整えることは肌や体調をいい状態に保つ上でとても重要です。更年期にはまだ間があるにしても、女性ホルモンの分泌がゆっくりとした下り坂に入って行く３０代〜４０代は身体の変化を感じるとき。ダメージを受けやすいこの時期に正しいケアをしておくことでその後の「キレイ」を保つことが容易になりますから、今のうちに美肌作りの正しい知識をしっかりと身につけておきましょう！
肌は一定の周期で新しく生まれ変わるのですが（＝ターンオーバー）、２０代で約２８日、３０代で約４０日、４０代で約５５日といったように年齢によって異なります。それ以外にも睡眠不足やストレス、食生活などもターンオーバーが遅れる原因になります。 代謝機能が落ちると不要な角質が残ってしまうのですが、透明な角質もセロテープと同じで何枚も重ねると色が濁ってしまいます。皮膚が硬くなったり、肌がくすんだりしないように、新陳代謝が活発な肌を目指しましょう。
新陳代謝がいいと血流がよくなり、血液中のヘモグロビンが表面に出てくるので血色がよくなります。くすみのない、イキイキとした自分らしい肌色を手に入れるためには適度なマッサージが効果的です。
水分が不足した肌はダメージを受けやすく、しわになりやすい状態。角質層にとってベストなモイスチャーバランスを保つためには、加齢や気候、刺激（エアコンなど）に負けないよう、たっぷりの水分・油分・天然保湿成分を補給することが大切です。
３０代を越えると気になってくるのは、たるみ。リフトアップを考えるなら毎日のセルフケアが効果的です。ほんのひと手間、乳液をぬるときなどに簡単なマッサージをしてみてはどうでしょうか。
