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伸びる子どもはココが違う! 第2回「勉強に対する子どもの本音とは?」

Interview インタビュー

「勉強することの意味を知りたい」は本音?

塾で成績がなかなか上がらないとき、子どもはよく「どうして勉強しなくちゃいけないの?」と言います。そんなとき、いかに勉強をすることが大切か、将来の仕事とどんなふうにつながるか、などと大人の理屈で説教しても意味がなく、ますます反発するばかり。子どもはそんな答えを聞きたいと思っていないので、自分のことを理解してくれていないと失望してしまいます。


なぜなら、子どもは勉強の意義を本当に知りたいのではなく、単に「勉強をやりたくない」と訴えているだけだからです。勉強をやりたくないのは、わからないところがあるから。何かの科目のどこかの単元で行き詰まっているSOSですから、大人の理屈で頭ごなしに勉強をさせるのではなく、「どうしてやりたくないのか」その理由を聞いてあげてください。まずは気持ちを理解することが大切です。

「何もかも嫌になった」ってどんな時?

勉強することが面倒くさい」「何もかもやりたくない」と言う子ども。まず原因として考えられるのは学校での友だち関係です。勉強しなさいと言う前に、学校のことや友だち関係でトラブルがないかをさりげなく聞いてください。それが解決しないと勉強は手につかないでしょう。


また、漠然とやる気が出ないように見えてもピンポイントで苦手なところが理由になっていることが多いので、そこをはっきりさせることが大切。やる気のない態度を改めさせようと怒っても、進展はありません。理解できていないところが明確になったら、手をつけられる問題からリ・スタート。英単語などの暗記の場合は一度覚える量を減らすなど、ハードルを下げることがポイントです。気持ちを落ち着かせるためにも学習量を一時的に減らしたり、基本問題に立ち戻ったりして、子どもの気持ちに寄り添うように仕切り直しをしてあげてください。決して責めたりせずに、「わからない」ことで傷ついている子どもの「ケアをする」気持ちになることが大切です。

「やればできる子」と言われても…

ついつい親が口にしてしまう、「あなたはやればできる子だから」という常套句。子どもにとっては「今はまだできていない」という意味にしか聞こえないようです。大人は励ましているようでも、「こんなにやっているのにまだ足りない、まだほめてもらえない」と、今の自分を否定されたように感じるもの。漠然とした先のことよりも、「ここができているね」「ここが伸びたね」というように、今現在のいいところを具体的にほめることが大切です。

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