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元・幼稚園講師にインタビュー 第3回「注目すべきは、子どもの二面性」

Interview インタビュー

最近気になる、子どもの二面性

園で保育する者たちの間でよく話題になるのは、「最近の子どもって二面性がある」ということ。つまり、家庭と園での顔がかなり違う場合が多いのです。家庭でおとなしい子が園で乱暴だったり、その逆だったり。お母さんと話していても子どもの行動や態度にギャップを感じることが多々あります。


家庭、園のどちらかの場面で、極度に「いい子でありたい」というプレッシャーが裏返しとなって、もう片方の場面で爆発してしまう・・・一種のストレスかもしれません。何かが抑圧されているのかも。もちろん、慣れない集団生活でがんばっている、家でのわがままを抑えてみんなに溶け込もうとしている、というプラスの場合もありますが、そういった予測できる子どもの行動とは違った形で、園と家庭での様子に大きなギャップがあったら、それは子どものSOSかもしれません。

手をかけるべき子と、そうでない子

すごく手をかけないといけないな、と思う子の特徴は、必要以上に先生にくっついて抱っこをねだる子。一緒に遊んであげないと寂しくて仕方がないという気持ちが伝わってきます。家で十分に甘えていない場合が多いですね。ずっと寝そべっている子も、一種の赤ちゃん返り。こういう子は家でもっとかまうことが必要なので、お母さんにそれとなく伝えるようにしています。


逆に放っておいても大丈夫な子は、生活力のある子。忘れ物をしたり、困ったことがあっても自分で何とかしようとする子は、親も先生も放っておいた方がいいかも。こういった子に親がかまいすぎると、逆にせっかくの自立心がそがれますね。そこを見極めてサポートすることは、園でも家庭でも大切なのでは?

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