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元・幼稚園講師にインタビュー 第4回「就学前から低学年までの、勉強への取り組み」

Interview インタビュー

身につき、実となる勉強を

学校での授業で、「だいたいこうだろう」「きちんとやるのは面倒くさい」と言う子が多いですね。学校の宿題を忘れてもへっちゃら、親も「塾に行っているからそれでいい」と思っている様子。頼みの(?)塾でも記号でしか覚えてないから身についていない場合が多く、親も塾に入れたことで安心しきっている。そんな傾向が多く見られます。


時には面倒な、小さな積み重ねこそが勉強の基本。例え高度でなくても、学ぶ楽しさを味わうための小学校でのいろいろなカリキュラムは後々実になる大切なプロセス。そこは親子で勘違いしないようにしてほしいものです。

言葉と作文力は一歩一歩

作文力はどんな教科にも通じる、基本であり一番大切なこと。それなのに、何かの出来事について書くとき、「何も感じないから書けない」という子どもが多いことに驚きます。 例えばマラソン大会について何も書けない子どもには、スタートするまでにどう思ったか?走っているときは?終わったあとは?順位を知った時の気持ちは?・・・と細かく状況ごとに思い出させると何とか書いています。場面場面で何かを感じ取る力は普段から養っておかないと急には書けないものなのです。


語彙力が乏しいのも今どきの子の特徴ですが、できるだけたくさん本を読んで、なおかつその言葉を使う機会を親が作らないと、言葉が頭に定着しないのでしょうね。親がたくさんの語彙を駆使して、普段からちょっと難しい言葉も使ってみては?「それ何?どういう意味?」という「何?何?攻撃」に、辟易しないで丁寧に答えなければいけなくなりますが。

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